eBayカメラ輸出コンサルタントの岩桐です。
eBayで販売していると、必ず返品になることがあります。このページでは返品ラベルの作成方法についてどこよりも分かりやすく説明していきます。
また、返品についての手順につきましてはeBayで(返品)リターンリクエスト時の手順と方法(例文あり)分かりやすく説明していますので参考にしてください。
少し前までは日本人セラーは返品用のラベルを作成することが出来ませんでした。
なので返品のリクエストがあった場合、バイヤーにこちらの住所等や返品用のアイテムであることの記載をメッセージでお願いをして、
そしてかかった送料はバイヤーに立て替えて頂き、後でバイヤーのペイパル口座に送金をする必要がありました。
しかし、現在は新しく始まった日本郵便の関連企業が「ZipX」というサービスを始めました。
※ラベル作成の画面が変更になりましたので、下記の動画にて変更後の作成方法や手順を解説しています。
ZipXとは?
ZipXとは日本郵便が出資しているレントングループが行っているサービスで、eBayやAmazon.comの海外から日本への返品配送をラベルを発行し、スムーズに返品を進める事ができるサービスを提供しています。
このサービスにより海外から日本に返品してもらう時に、ZipXというサイトを使う事でバイヤーに返品用ラベルを添付して送ることが出来ます。
そして、バイヤーにラベルを印刷して頂き、USPS(米国の郵便局)に持って行って頂くと、米国内のZipXの倉庫に商品が届きます。
商品到着後、僕たちがZipXにペイパルにて送料を支払うと、商品が日本へ発送される、といったシステムになっています。
なのでバイヤーは返品の際に窓口で送料を支払うことなく、商品を返送することが出来ます。
ebayのバイヤー中には、返品するけどラベルを送らないと返送をしない、といったバイヤーもいますので、そういった時だけ利用するのも良いかと思います。
このサービスは現在19か国で利用ができます。
「米国」
「英国」「オーストリア」「オランダ」「スウェーデン」「デンマーク」「ドイツ」「フィンランド」「フランス」「ベルギー」「ポルトガル」「ルクセンブルク」「エストニア」「ラトビア」
「台湾」「香港」「インドネシア」「シンガポール」「中国」
2019年4月時で、以上の国で利用ができます。
順次、サービス提供国を増やしていくとの事ですので、都度、ご確認ください。
ZipXを使うメリットや保管期間は?
バイヤーにこちらの住所等を伝えたりの、追跡番号を送って頂いたりのメッセージのやり取りが少なくなると思いますので、お互いに労力が少なくなる事が多いです。
また、返品の際にかかった送料は、領収証をアップロードしてくれるバイヤーさんもいれば、費用だけ伝えてくるバイヤーもいます。
なので心の中で「え~、本当にこんなに送料かかったのかな~。」といったようなバイヤーに対しての猜疑心を持たなくて済むようになります。
また、かかる送料もこちらのサービスの方が安くなると思います。
しかし、バイヤーに返送してもらう際には、必要以上に大きい箱で送ってもらうのを避けましょう。なぜなら、箱が大きいと容積重量という計算がされ、実際の重量より重い商品として扱われ、料金が高くなってしまう場合があるからです。
結果的にカスタマーサービスが向上し、ネガティブフィードバックを付けられたり、ケースをエスカレーションされてeBayでの評価に傷がつく可能性も低くなると思います。
Zipxでは商品が倉庫に到着してから30日間は無料保管期間になります。その期間を過ぎると1日ごとに100円かかります。
また、倉庫に到着した商品の写真撮影や同梱での発送依頼は商品到着後45日以内となっています。その期間を過ぎてしまうと廃棄になってしまいますので注意してください。
無料の保管期間の間で返品商品がいくつかある場合は、後ほど説明する方法で同梱発送してもらうと良いと思います。
ZipXで返品ラベルを作成する方法
細かくは動画で説明をしていますが、まずはZipXに登録をする必要があります。
上記の項目を埋めるだけで登録が出来ます。
ログインIDは自分で決める事ができ、メールアドレス、パスワードもあなたの好きなものをご使用ください。
そして、「サービス条件とプライバシーポリシーに同意します」
にチェックを入れ、「登録」をクリックします。
すると、以下の画面に切り替わりますので、
「米国国内ラベルの印刷」をクリックします。
以下の画面になりましたら、赤で囲んだ部分の中の、
JPNから始まる9桁の英数字をコピーします。
その後、左下の青く囲んだ部分の
「米国国内ラベルの印刷」をクリックします。
下記の画面に切り替わりましたら、先ほどコピーをした、英数字を「RMA」に貼り付けます。
この英数字は米国国内の倉庫あての番号になりますので、この英数字を入力することで米国内の倉庫に届くようになります。
「Enter Your Address Infomation」の欄は、バイヤーの名前や住所を入力します。
ここはebayでバイヤーの「View Sels Record」を参照にして入力をしていきます。
「Merchandise」は商品内容を入力します。
ここは「Used camera lens」「Film camera」等、商品の内容を入力しましょう。
一番下の「Service Type」は選択をする形式になっていますので、
ここは「Priority Mail-Merchandise Return Service」を選択しましょう。
そこまでの入力が終わりましたら、「Next」をクリックすると確認画面に切り替わります。
そこで入力内容を確認して、画像下部で、ラベルをこのまま「PDF」で表示させるか、登録しているEメールアドレスに「PDF」を送るか、どちらかの希望を選びます。
ここはあなたの都合の良いほうでいいと思います。
そこで入力内容を確認をして「Submit」をクリックします。
以上でラベルの作成は完了になります。
ただし、eBayではメッセージ等でPDFを添付することができません。
なのでダウンロードしたPDFのラベルを開きスクリーンショットを撮りましょう。
そしてそのスクリーンショットで撮ったラベルをバイヤーにメッセージか、リターンリクエストが来ている場合は、ラベルをアップロードすることが出来る画面がありますので、そこからアップロード、または送信をする事で、バイヤーはラベルを印刷する事ができます。
あとはメッセージ等でバイヤーのフォローをしてスムーズに返品作業を行っていくようにしましょう。
その後商品の行方等はZipXよりメールが届きますので、その指示に従っていけばOKです。
ZipXに直接問い合わせをしたい場合は以下のリンクから問い合わせる事が可能です。
https://www.zipx.com/home/contact-us/?lang=ja
Zipxで商品を同梱して日本に発送する方法
Zipxでは返品で倉庫届いた商品を同梱して日本に発送することが可能です。同梱することで、一個ずつ商品を送るよりも送料が安くなります。
そこで、商品が溜まったら「まとめて日本に送ろう」と考えるかもしれませんが、Zipxでは無料の保管期間は商品到着後30日間で、同梱希望の場合は45日間となっていますので、商品をずっと保管してもらえるわけではありませんのでご注意ください。
同梱の方法については下記動画で解説しています。
「My Zipx」の「配送状況の確認」の画面で商品が表示されている一覧を開きましたら、同梱したい商品の右上にチェックを入れます。
チェックを入れましたら、画面一番下の「荷物を同梱する」をクリックします。
これで同梱の依頼は完了です。
同梱の依頼をした後は「同梱状況」の欄が「同梱作業中」と表示されています。
Zipxが同梱作業が終わりましたら、改めてメールが届き送料が確定しますので、送料を支払えば日本への発送になります。
手続きは簡単で、ひとまとめにすれば送料も少し安くなりますので、同梱できる時は商品をまとめて返送してもらうようにしましょう。
まとめ
Zipxは最初は数か国くらいの取り扱いでしたが、2019年4月時点で、19か国です。さらに今後は増えていく可能性もあります。
ただ、国によっては「倉庫はあるけどラベル発行はできないよ」という国もあります。その場合はバイヤーにメッセージでその国の倉庫の住所を伝え、送ってもらうようにしましょう。(Zipxのサービス取扱国・地域要確認)
返品は必ずあるものなので、少しは落ち込んでしまいますが、長く引きずらず、スキルや知識をつけるチャンスだと思って誠実に対応していきましょう。
それでは今回は以上になります、お疲れ様でした。
僕は中古カメラ、レンズを世界一のオークションサイト「eBay」でカメラ輸出転売をしています。
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