eBayカメラ輸出コンサルタントの岩桐です。
カメラ転売や輸出で稼いでいく上でカメラボディやレンズの動作の確認の方法を知らなければなりません。また、商品を綺麗に清掃して販売する必要があります。
商品を綺麗に清掃するのは、「お客さんに満足してもらって喜んでもらいたい」という事もあるのですが、そんな崇高な気持ちだけではありません。
商品を出品する際にその商品自体を撮影をするのですが、eBayでは特に商品をドアップで、かなり細部まで鮮明に見ることが出来ます。なので、汚れやほこりなどが目立ってしまうと購買意欲にも影響が出ます。
僕は最初、写真を撮るための物だから、「カメラやレンズの外観はあんまり関係ないんじゃないかな」と思っていましたが、レンズの内部が綺麗でも、見た目の傷が多かったり、かなり使用感を感じる商品は、中々自分が思っている値段では売れませんでした。
傷や汚れは仕方ないとしても、出来る範囲ではなるべく綺麗にしてあげるように心がけましょう。そうすれば買ってくれたお客さんも、販売をしているあなたもみんなにとってハッピーになります。
また、同時にもっと重要な事は「商品が正常に動作するかどうか」という確認です。正常に動作しない商品を気付かずに販売してしまうと、当然クレームの原因になります。
また、仕入れた商品が説明と違って不良部分がある場合がありますので、その時は僕達がクレームを言わなければなりません。
地味ですが大切な作業になります。
今回はレンズの場合の基本的な動作の確認と清掃方法をお伝えしていきます。
検品や清掃に必要な道具はこちらでまとめてありまので参考にしてください。
動画で実際の検品、清掃を撮っています。
必ず確認する部分について
検品時に確認した項目は必ず記録しておきましょう。後で確認したい時があります。出来れば紙媒体ではなく、ExcelやGoogleのスプレッドシートで管理すると便利です。
①レンズの内部の状態
ホコリ、ゴミ、カビ、クモリ、傷、バルサム切れ、
これらの有無を確認します。それぞれ量がどのくらいあるのかを確認します。ホコリはほとんどの場合は混入していますので、そんなに気にしなくていいでしょう。
カビ、クモリ、傷、バルサム切れにつきましては、価格に影響します。これらも量がどのくらいあるのか、前のレンズにあるのか(前玉)後のレンズにあるのか(後玉)等の記録もとっておきましょう。
②絞りの動作確認
レンズには絞りというのがあります。レンズ内部の絞り羽根というものがあり、その羽根を開いたり閉じたるする事で取り入れる光の量を決めます。その調整を絞りリングを回して行います。
③絞り羽根の状態の確認
②で絞り羽根の動作確認を行った際に、絞り羽根の状態の確認をします。絞り羽根は油がしみ込んでいる場合があり、濡れているように見えていることがあります。絞り羽根に油が見えている状態は、羽根の動きが悪くなる事がありますので確認を行います。
また、レンズの種類によっては絞りリングを回しただけでは絞り羽根が動かず、レバーを動かした時に絞り羽根の動きが確認できる種類もあります。
④ズームリング、フォーカスリングの動作確認
撮影の際にズームレンズの場合は、ズームアップしたり、ズームアウトするリングと、フォーカス(ピント)を合わせるリングを確認する必要があります。このリングを回してズームリングが動くかどうか、フォーカスが合うかどうかの確認が必要になります。この際いわゆるオートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)があります。
AFのレンズの場合はAFに対応しているカメラに装着して確認をする必要があります。また、AFレンズでもAF(A)とMF(M)の切り替えスイッチが付いているレンズが多いです。その場合、スイッチがMF(M)になっている場合はAFが効きません。AFが動かない場合はまずこのスイッチの状態を確認してください。
また、このAF作動時に「AF鳴き」といって「キィー、キィー」と音がする場合は、そのことも記録しておきましょう。
レンズの清掃方法について
①ミューズなどのウェットクロスなどでボディを拭く
レンズの外観をミューズで拭いて、汚れやほこりなどを拭きます。この時に広い部分だけでなく、角や隅に溜まっているほこりなどもしっかり取り除くようにしましょう。また、レンズのカメラとの装着部分(マウント)側もしっかりと綺麗にしましょう。
②マイクロファイバーのクロスで綺麗に拭きあげる。
①で拭いた後にクロスで乾拭きをします。この①、②をしっかりやるとカメラや、レンズのボディにツヤが出て、とても綺麗になることが多いです。
③ブロワーやダストブロワーでほこりを飛ばす
レンズの表面を拭く前にほこりを飛ばしておきます。ほこりが付着したままだとレンズを傷つけてします可能性もあります。
④レンズクリーナーでレンズの表面を拭く
レンズの表面を湿っているレンズクリーナーで丁寧に拭きます。
④レンズペンでレンズの表面を拭きます。
この時にレンズペンでなくてもマイクロファイバーのクロスでもOKです。間違ってもティッシュでは拭かないようにしてください。
⑤ブロワーやダストブロワーでほこりを飛ばし、キャップをして保管
③と同じですね。最後にほこりやゴミが残っていると商品撮影の際に移りこんで傷や汚れやカビに見えたりしますし、せっかく綺麗にしたのにゴミなどが付着していて見栄えが悪くなったらもったいないです。
以上が基本的なレンズの動作確認と清掃方法になります。
「レンズ表面を拭くときはゴミを飛ばしてから」などの順番はありますが、その他の手順はそれぞれやりやすい順番で行っていけばいいでしょう。
あらかじめ順番を決めておくと思考にも迷いがなくなり段取りも良くなるので、僕は最初の頃、自分で順番を決めて作業の流れを見えるところに紙で貼っておきました。
検品方法はカメラやレンズによって変わってきますので、今回は基本的な方法についてお伝えしました。
それでは以上になります、お疲れ様でした。
僕は中古カメラ、レンズを世界一のオークションサイト「eBay」でカメラ輸出転売をしています。
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