私は長い間システムエンジニアとして会社に勤務してきましたが、昨年定年退職し、今年からカメラのリペア販売を本業とする個人事業主として、第二の人生をスタートさせました。
私は会社員をやっていた頃から、将来は以下のようなライフスタイルを実現したいと漠然と考えていました。

・年の半分ぐらいは海外で遊んでくらしたい。
・いつでもどこでもできる仕事をしたい。
・死ぬまでずっと働き続けたい。

57歳を過ぎたことから、そのためにはどうすればよいか？ということを真剣に考えるようになり、いろいろとネットで調べるようになりました。そして、AmazonやeBayを活用した越境ビジネスというものがあることを知り、何事も経験というノリで米国AmazonやeBayから仕入れて、日本Amazonやメルカリで販売する輸入ビジネスを副業で行うようになりました。

半年ぐらいやったと思います。星の数ほどある商品群の中から、何を仕入れたらよいのか？いくらであれば仕入れてよいのか？いくらで販売すれば良いのか？すべてにおいて手探りでしたが、そのコミュニティの講師の指導があったので、月当たり数万円程度の利益は得られました。しかし、鳴かず飛ばずの状況が続き、差益が出るモノを手当たり次第仕入れて販売するのでなく、ターゲットを絞るべきと考えるようになりました。

そして、古くからある日本のモノで世界中の人達がほしがるモノは何かという視点で考えていた時に、タイミングよく岩桐さんのカメラ輸出販売の記事を見つけ、直感的にこれだと感じ、ほぼ即決でコンサルをお願いすることにしました。

2021年1月頃から、仕事から帰ったあとや休日にマニュアルを読み、不明点はChatworkで問い合わせをしながら少しずつ進めていきました。その結果、早い段階で10万円以上の利益を出すことができ、輸入ビジネスをやっていたころと比べると大きく飛躍することができました。

これにはさまざまな理由がありますが、週報に対して毎回岩桐さんから的確なアドバイスがあり、誤りの早期発見や軌道修正を迅速に行うことができたのが非常に大きかったと思います。

しかしながら、その後の利益は10万円から20万円を行ったり来たりの状態が続きました。そこで、分解清掃・修理修繕を行った上で販売するリペアセラーを目指すことにしました。

そして、自分なりに売れ筋のフィルムカメラやレンズの分解清掃・修理修繕を学びました。その結果、出品数は横ばいですが、利益は30万円以上（利益率50%超）を達成することができました。

そして、技術的に詳しいバイヤーへの対応がスムーズでできるようになったこと、不具合による返品がなくなったこと、ジャンクを蘇らせる社会貢献への満足感などが、今までモチベーションを阻害していた気持ちの改善につながりました。

しかし、このスタイルにはデメリットもあります。リペアを前提にしているので外注化や効率化が実現しづらく、出品数の大幅アップ（販売数の大幅アップ）がなかなか厳しいと言えます。

これに対して、先日岩桐さんにアドバイスを頂いたのですが、転売とリペア販売を組み合わせてハイブリッドにビジネスを推進できれば、自身の技術力を活かしつつ、さらなるビジネス拡大もできると思うので、今後はそれを実現するための体制検討や仕組み作りをしていきたいと思います。

最後にまとめと今後の目標を述べたいと思います。

岩桐さんとの出会いから、カメラとの縁（エニシ）が始まりました。今から思うと、このカメラとの縁は非常に意味のあるモノだったと感じています。カメラを通して、輸出ビジネスを知り、リペア職人としての技術を身につけることができ、目指しているライフスタイルの実現に向けて大きく前進したと思います。

来年はカメラのリペアセラーとしてさらなるビジネス拡大（利益50万円以上）を目指すと同時に、夢のライフスタイルを現実のものにしていきたいと思います。